ラング「解析入門」第2章§4解答(2点間の距離)

§4では距離(ユークリッド距離)が説明されている.
本文は,座標平面に三平方の定理を適用すれば,2点間のユークリッド距離になるという話をしているにすぎない.

問題1~5で2点間の距離を具体的な数値で計算する.根号の中が簡単にならず鬱陶しい問題もあるが,だいたい暗算でできるだろう.
問題6~9は3点が与えられた長方形の第4の座標を決定し,辺の長さを求める問題.
図を描けば座標と距離はすぐに分かる設定になっている.
(後続の問題10が数直線上の距離の証明になっているため,ここでは距離の算出にΔx2+Δy2を機械的に適用した)

問題10~11は,2次元の距離の定義が,数直線上の距離にも適用できることを確かめる.
不等式の証明は,三角不等式を使うのが一番簡単だろう.
距離にわざわざd(x,y)という記号を持ち出すのは,やはり距離関数を意識しているのだろう.